団塊ジュニア世代の気になるニュース

2021年8月東京都内で偽の旧一万円札が大量に使われた事件。

元号は令和になり、新紙幣がもうすぐお目見えするという

時代に旧一万円札の偽札事件が発生した。

このニュースを聞いた時になぜかかなり気になりました。

なぜ?旧一万円札?・・・。

偽札事件概要

  • 2021年8月東京都内コンビニで大量の旧一万円札が使われた。
  • 偽札を使用した容疑で20代のベトナム人男女3人を逮捕。
  • 偽札には透かしがあり、紙幣には存在しないPSから始まる番号が印字されていた。
  • 都内のコンビニ店など100店舗以上で使用が確認された。
  • 防犯カメラの映像からベトナム人3人を特定した。
  • 偽札を使い少額の買い物や両替を求めていた。

なぜ旧一万円札?

まず、私が気になったのはなぜ旧一万円札なのか?でした。

子供の頃はほとんど見たことはありませんでしたが、

唯一お正月に気前の良い親戚のおじさんにもらった記憶が

あります。聖徳太子の一万円札は子供ながらにかなりの

インパクトがありました。

今の一万円札は福沢諭吉。偽札詐欺をするなら今流通量の

多い福沢でやるのではと勝手に思っていました。若い人達には

馴染みのない聖徳でやる理由がわかりませんでした。

聖徳では余計怪しまれるのでは?と感じましたね。

考察してみる。

なぜこのベトナム人達は旧一万円札での詐欺を実行したのか

私なりに考えてみました。

 

コンビニで使用されたことがキーポイント

ではないかと考えました。

昨今コンビニでは、外国人の店員が多くなりました。

当然、日本で使用されている貨幣はわかっていると思います。

しかし、新旧まで把握しているのでしょうか。

客が「これは日本の昔のお金ですよ。」「使えます。」

と言われた外国人店員はどう思うでしょう。

例えば私が外国で働いていて、現地の客に「これ使えますよ。」

と言われれば信じてしまうと思います。

さらに、日本人の若年層であっても旧一万円札を出されて、

「使えますよ。」と言われれば対応してしまう可能性はある

と思います。

 

今の福沢一万円札は目にする機会が多い為、偽札の違和感

感じやすいとも考えられます。

だから、ほとんど見たことのない精巧な旧一万円札は逆にバレにくい。

 

今はセルフレジがあったり、店員さんがいてもレジにお金を投入して

自動でお釣りが出てくるタイプなどが多くなってきました。

 

余談ですが、セブンイレブンは、店員はバーコードだけを読み込んで

支払いは客が自分でセルフレジで精算するタイプになりつつあります。

まあ、バーコードを読み取る店員の存在意義はなんだろう?と

感じますが・・・。

 

だから、偽札はこういった最近のセルフレジではない、今まで

当たり前だった、バーコードを読み取り、客からお金を受け取り、

受け取った金額をレジに打ち込み、お釣りを手渡しする。という

ところで使われたはず。

恐らく、コンビニで大量に見つかったのはこういう理由があった

のではないかと思います。

偽札事件まとめ

有名な偽札事件では、チ-5号事件、チー26号事件、利-18号事件などが

あるそうです。(すいません。事件について気になる方はご自分で検索お願いします。)

昔は今みたいにクレジットカードや電子マネーがなかった

時代でした。偽札を作ってやろうと考える詐欺事件を考える

不届き者がいたことも事実です。実際事件が発生している訳

ですから。

貨幣は国の威信をかけて製造されてものです。その貨幣の

偽物を作ろうという発想はどういう思考なのか理解を超えます。

偽造通貨の流通はその国の信用を揺るがし、最悪の場合、

国家の転覆をも生じかねない性質を持つため、どの国に

おいても金額の多少に関わらず重罪が課せられるそうです。

偽造防止の技術が進歩している中で、我々も偽造を見分ける

知識が必要なんだなと感じました。

あなたのお財布の中のお金は本物でしょうか?